「品行方正」な会員を、平均73歳で「若返り」も図る―中国の研究機関

Record China    2009年1月1日(木) 11時28分

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29日、中国の技術系の最高研究機関である同国工程院は09年より会員数を増加させると発表。選考基準には「品行方正」という基準が加わる。また会員の高齢化にも備え、年齢にも配慮するという。写真は三峡ダム建設の現地考察を行う同院会員。

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2008年12月29日、技術系の最高研究機関である中国工程院は09年より会員である院士の人数を増加させると発表した。記者会見場で、旭日幹(シュー・リーガン)同院副院長は「中国工程院院士増員実施計画要綱」に関して、「院士の選考基準を改めた」と語った。選考基準には新たに「品行方正であること」が加えられ、高齢化が進む現状に対し「年齢にも配慮する」という。中国新聞網の報道。

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旭副院長によると「品行方正であること」とは院士が科学倫理を尊重した学風を備え、生活態度も優良なものであること、という。また、外国籍の研究者を院士として選ぶ際には、「優れて高い科学技術を有しており、国際的評価が高いこと」という基準がさらに重視されることになった。

09年の院士選考は、定員を60名とし、候補者の推薦材料の提出は4月30日に締め切る。その中から5月に基準をクリアした者が正式候補者としてリストアップされる。さらに二度の審議を経て12月に開催される幹部会議で最終決定され、12月に院士として公表されるという。現在、院士の平均年齢は73歳を超える。全院士714名のうち、129名が80歳以上だ。(翻訳・編集/小坂)

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