Record China 2009年1月1日(木) 10時19分
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2008年12月、民主法制時報は公務員試験を受けた女性教師が暴徒に襲われ重傷を負ったことを報じた。暴徒を雇ったのはなんとライバル受験生の父親だったという。写真は今年11月30日、中央省庁公務員試験の天津会場。
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2008年12月、民主法制時報は公務員試験を受けた女性教師が暴徒に襲われ重傷を負ったことを報じた。暴徒を雇ったのはなんとライバル受験生の父親だったという。31日、現代快報が伝えた。
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11月3日、遼寧省撫順市で公務員試験の面接が行われた。そこに登場したのは包帯で顔をぐるぐる巻きにした女性。試験の3日前、3人の暴徒に襲われ重傷を負ったのだという。本来ならばとても退院できる状態にはないが、このチャンスを逃すことはできないと体をひきずって会場にやってきた。
この女性、伍麗娟(ウー・リージュエン)さんは小学校の英語教師。今回は県政府秘書の職を目指し受験した。筆記試験を通過し面接に残った受験生は伍さんを含め2人、合格枠は1人のため一騎打ちとなった。まさにこの状態が悲劇を生んだ。
伍さんのライバルは現在、大学4年生の張琴(ジャン・チン)さん。その父・張徳明(ジャン・ダーミン)はどうしても娘にいい仕事を与えたかったという。ライバルが受験できなければ娘の合格は間違いないと思い、親戚の少年とその友人に伍さんを襲わせた。
日本でも公務員は人気の職だが、失業率が高い中国では安定した公務員の職を目指す人々の意気込みは極めて強い。経済危機の影響で今後就職環境はさらに悪化すると見られており、他人を傷つけてもと父親は思い詰めたようだ。市政府人事局は暴行事件という特殊な状況が発生したため、合格発表を延期、警察の捜査が終了した後に最終的な合否を決定することを決めた。(翻訳・編集/KT)
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