Record China 2009年1月2日(金) 16時54分
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12月30日、香港紙「明報」は、09年は「天安門事件20周年」や「チベット蜂起50周年」など中国にとって「デリケートな記念日」が目白押しで、安全対策が強化されるだろうと伝えた。写真は天安門広場を守る人民解放軍兵士。
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2008年12月30日、香港紙「明報」は、09年は「デリケートな記念日」が目白押しで、中国にとって困難な一年になると伝えた。
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中国共産党政治局委員兼中央組織部長の李源潮(リー・ユエンチャオ)氏はこのほど、「09年は中国共産党と国家にとって大変困難かつ試練の年になる」と断言。同紙はこれを中央政府高官がこれまでに発言した最も率直な09年の国内情勢予想であると紹介した。
世界的な金融危機のあおりを受けて、これまで上り調子だった中国経済が09年上半期には下り坂になると予測されている。また、同紙は「中南海(中国政府や中国共産党首脳部を指す)の09年カレンダーは『要注意の日』を意味する赤い印で埋まっている」とし、3月10日の「チベット蜂起50周年」、5月4日の「五四運動(北京の大学生が起こした民主化運動)90周年」、5月8日の「(NATO軍のベオグラード空爆による)中国大使館誤爆事件10周年」、6月4日の「天安門事件20周年」、10月1日の「中華人民共和国建国60周年」、12月20日の「マカオ返還10周年」などを挙げ、中央政府にとって極めてデリケートな記念日が目白押しになっていると伝えた。
不況による失業者が増える中、こうした敏感な行事を抱えている中央政府は、治安維持を図るために厳しい対応で望む姿勢を示しており、建国60周年の国慶節では天安門広場での市民による祝賀パレードを取り消し、人民解放軍による閲兵式だけが行われるとの情報もある。(翻訳・編集/本郷)
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