2009年1月5日、陝西省宝鶏市鳳県は、同県在住の漢民族の中で実際は少数民族のチャン（羌）族の血統だと証明できる住民に対し、戸籍変更を認める通知を出したが、これは国家規定に違反すると報じられた。「華商報」が伝えた。

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省民族事務委員会弁公室は4日、鳳県が出したチャン族住民の民族区分の回復と変更に関する通知が国家規定違反であり、すでに取り消されたと発表した。

同通知は、3代以上鳳県に居住する漢民族、あるいは実際は自らがチャン族であると証明できる者は、戸籍をチャン族に変更することが可能だとしている。この通知について、チャン族出身の住民は喜びを隠せないようだったが、多くの住民と専門家は猛反発。「鳳県を勝手に少数民族の自治県にする気か？」「鳳県を自治県にすることで、国の保障や特殊優遇政策などを受ける気だ」という声が同県や省に殺到した。

戸籍上の民族区分の変更については、中央が定めた規定に従って厳密に行われなければならなず、過去に鳳県でチャン族に変更申請した漢民族住民は1人も確認されていない。（翻訳・編集/本郷）