ピサの斜塔より急傾斜!南京の斜塔は直立させず―江蘇省南京市

Record China    2009年1月8日(木) 14時27分

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6日、江蘇省南京市の定林寺は、あの高名なイタリアのピサの斜塔より“さらに斜め”な宝物塔を有しているが、同市文物局は現在、塔の修復工事を行っており、今年3月にも竣工すると伝えられた。しかし、修復作業は「塔を直立させる」目的ではないという。

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2009年1月6日、江蘇省南京市の定林寺は、あの高名なイタリアのピサの斜塔より“さらに斜め”な宝物塔を有しているが、同市文物局は現在、「お色直し」としてこの塔の修復工事を行っており、今年3月にも竣工すると伝えられた。揚子晩報の報道。

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同市文物局の定林寺塔修復プロジェクトの責任者・姜継栄(ジアン・ジーロン)氏によると、定林寺は800年前の南宋時代に建立された。しかし建築基盤が火山岩のため、雨などによって徐々に地盤が緩んで傾きはじめ、03年にはその傾斜度が7.59度にまで達した。同年、修繕および補強工事によって5.35度にまで引き戻され、これまでなんとか命を繋いできた。ちなみに、ピサの斜塔の傾斜度は現在、3.97度である。

実は中国にはこのほかにも「斜塔」がたくさん存在する。観光地としても有名な江蘇省蘇州市の虎丘塔、遼寧省の前衛鎮斜塔、上海市の天満山護珠塔、湖北省の玉泉寺鉄塔、広西チワン族自治区の帰龍塔、広東省連州市の慧光塔、甘粛省平涼市の凌空塔などがある。前出の姜氏は、「斜塔でなくなったら魅力が薄れる。今回の修復工事で塔を直立させる予定はない」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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