「前科2犯」のパンダ、柵内に入った見物客に咬みつく―北京市

Record China    2009年1月9日(金) 7時44分

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7日、北京動物園のパンダ館室外運動場で、子供が落としたおもちゃを拾おうとして柵内に入った男性にパンダが咬みつく事件が発生した。このパンダは以前にも2度、人に咬みついたことがある。写真は咬まれて病院へ運ばれた男性。

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2009年1月8日、北京晩報によると、北京動物園のパンダ館室外運動場で7日、子供が落としたおもちゃを拾おうとして柵内に入った男性にパンダが咬みつく事件が発生した。このパンダはこれまでにも2度、人に咬みついたことがある。

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9歳になるパンダ「古古(グーグー)」に咬みつかれたのは、安徽省から北京観光に来た張(ジャン)さん。パンダを初めて見た張さんの子供は、興奮しておもちゃを柵の中へ落としてしまった。張さんは、パンダがエサを食べている上に、柵からもかなり離れているので安全と判断し、高さ2mの柵を乗り越えて柵内に侵入。張さんがおもちゃを拾おうとした時、「古古」がうなり声を上げながら後ろから突進してきた。観客が声を上げた瞬間、「古古」は張さんに襲い掛かり、右足首に続いて左すねにも咬みついた。

騒ぎに気づいた飼育係が「古古」を何とか引き離し、張さんは病院へ運ばれた。傷は大事には至っておらず、命拾いした張さんは「パンダがあんなに素早く、あんなに獰猛だとは思いも寄らなかった」と軽率な行動を反省していたという。

「古古」は06年9月と07年10月の2度、いずれも柵内に侵入してきた人に咬みついた「前科」があり、今回が3度目。専門家は「パンダは本来おとなしい動物で、自ら人に攻撃を仕掛けることはないが、自分の領域内に無断で侵入してきたと勘違いし咬みついたのだろう。パンダの防衛本能の一種だと思う」とコメントしている。(翻訳・編集/HA)

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