Record China 2009年1月13日(火) 8時45分
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12日、中国で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)研究の第一人者である中国工程院の鍾南山院士は、中国紙の取材に対し「SARSの病原体はすでに特定されている」と語った。写真は04年1月、広東省広州市内で一斉に処分されたハクビシンなどの野生動物。
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2009年1月12日、中国で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)研究の第一人者である中国工程院の鍾南山(ジョン・ナンシャン)院士は、中国紙・南方日報の取材に対し、「SARSの病原体はすでに特定されている」と語った。
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鐘院士は、「SARSの病原体は特定されているのか?」という記者の質問に対し、「『SARSコロナウィルス』だと特定されている。ハクビシンなど野生動物からヒトに感染したものだ」と答えた。また、当時広東省に端を発した原因については、「広東の人は野生動物を好んで食べるせいだ」としたが、野生動物への感染ルートについては「いまだに分かっていない」と述べた。
中国では近年、SARSをはじめ鳥インフルエンザ、手足口病など様々な伝染病が流行しているが、鐘院士はこれを「人類の行き過ぎた環境破壊に対する自然界からの報復」と指摘。「人類が野生動物を殺したり食べたりしなければ、SARSのような伝染病も発生しなかった」と強調した。(翻訳・編集/NN)
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