<映画館>8割が5年利用せず、高すぎる入場料を敬遠―重慶市

Record China    2009年1月13日(火) 17時38分

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11日、「映画館で映画を見るなんて贅沢はできない」―重慶市民の8割がここ5年の間、映画館を利用していない。入場券1枚の値段が家族2日分の生活費に当たるとあっては当然か。資料写真。

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2009年1月11日、重慶市民の8割がここ5年以内に映画館を1度も利用していないことが明らかになった。映画館の入場料が高すぎるため市民の足が遠のいているという。「北京晩報」が伝えた。

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「もう10年以上、映画館には行っていない」という高齢の男性。原因は1枚40元から50元(約520〜650円)はする高額な入場料だ。標準家庭の2〜3日分の生活費と同額ともなれば、一般市民が敬遠するのも当然といえよう。「私が若い頃は1枚が数角(1角は1元の10分の1)という安さだったよ」と昔を懐かしむ彼にとって、映画館は今や遠い存在に。

重慶市政協の許沛(シュー・ペイ)委員が行った調査では、ここ5年間で1度も映画館に行っていない市民は83%に上り、92%が「入場料が高すぎる」と考えていることがわかった。重慶市内に古くからある大型大衆映画館はいずれも経営難を理由に閉館、あるいはダンスホールやナイトクラブに姿を変えた。その原因として、自宅で映画のDVDやビデオを鑑賞する人々が増えたことや、パソコンの動画サイトで無料の映画やドラマを見ることができるようになったことをあげている。

許委員は、「大衆娯楽の場所として、一般市民が気軽に利用できる料金設定の映画館が必要だ」と主張。その入場料も1枚5元から10元(約65〜130円)が適当だと話している。(翻訳・編集/本郷)

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