ダライ・ラマ14世を「名誉市民」に、パリに続く―ローマ市

Record China    2009年1月16日(金) 12時22分

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13日、イタリアのローマ市は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与すると発表した。写真はローマの街並み。

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2009年1月13日、イタリアのローマ市は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に名誉市民の称号を授与すると発表した。15日付で環球時報が伝えた。

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昨年4月の市長選で圧勝した中道右派「自由国民」のアレマノ・ローマ市長は、もともと右派政党「国民同盟」の出身。記事は、今回の決定を「市長の政治的立場が影響しただけ。ローマ市民全てを代表するものではない」と報じた。

フランス・パリは昨年4月、ダライ・ラマ14世に「名誉市民」の称号を贈ることを決め、中国政府から「内政干渉」だとして強い非難を浴びた。今回も中国当局からの反発は必至と見られるが、上海復旦大学国際政治学部の陳志敏(チェン・ジーミン)教授は記事の中で、「宗教団体や人権団体が強い勢力を持つローマの政治家にとっては、彼らのご機嫌をとることの方が大事」と指摘、「それらの勢力がイタリアの政策に影響を与え、欧州全体に広がる可能性も十分考えられる」と警戒感を示した。(翻訳・編集/NN)

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