<汚染粉ミルク>輸入品が激増、国内メーカーは莫大な在庫抱える―中国

Record China    2009年1月16日(金) 15時55分

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15日、汚染粉ミルク事件以降、輸入される乳製品が激増した中国では、国産品の売れ行きが極端に落ち込み、各メーカーは莫大な在庫を抱えている。写真は汚染粉ミルクの販売会社から消費者に携帯メールで送られた謝罪文。

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2009年1月15日、四川在線によると、昨年発生した有害物質メラミン混入汚染粉ミルク事件は中国国内の乳製品メーカーに大打撃をもたらしたが、事件以降激増する一方の輸入製品がさらに追い討ちをかけているという。

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12日、中国乳業協会の関係者は「ここ数か月、海外から輸入される粉ミルクが激増し、国産の粉ミルクは売れ行き不振で各メーカーは莫大な在庫を抱えている」と語った。昨年8月の粉ミルク輸入量はわずか4686tであったが、9月に汚染粉ミルク事件が発覚すると前月比44.6%の6780tに急増。10月には7570t、11月には9612tと確実に増え続けている。ニュージーランドやオーストラリア産の加工用粉ミルクが主で、価格も1t当たり2万元(約26万円)と、中国産粉ミルクの同2万7000元(約35万円)と比べ断然安い。

中国国内の食品加工業界も、原材料に外国産の粉ミルクを使用するようになった。国内の酪農業は深刻なダメージを受けており、「このままでは乳牛を1頭ずつ処分していくしかない」と嘆く牧場主も。中国乳業協会が昨年11月に実施した調査結果によると、国産粉ミルクの総在庫量は30万tと国内総生産の約13%に相当するという。(翻訳・編集/本郷)

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