Record China 2009年1月17日(土) 11時28分
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15日、米国の世界最大の製造国としての地位を、中国が取って替わりつつあると報じられた。安価な労働力など他国に真似のできない5つの要因が、今後も中国製造業の競争力を非常に高いものにするという。写真は広東省仏山市の玩具製造工場。
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2009年1月15日、中国新聞社によると、シンガポール紙「聯合早報」はこのほど、米国の世界最大の製造国としての地位が中国に取って替わられつつあるとの論説を掲載した。
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論説は、金融危機による一時的な国内外の需要減退の影響で打撃を受けているが、中国の製造業は世界でも稀な潜在的競争力を持っていると分析している。
論説は中国の製造業における5つの優位性を指摘する。
1、継続的労働力
13億の人口を背後に、労働集約型企業は15年後においても比較的低い労働コストを維持することが予想される。
2、規模の経済性
13億の人口からなる巨大な内需は、製造業の生産規模を、他国に類を見ない大きさにし、世界の最先端技術の誘致に非常に有利に働く。
3、地域経済の優位
中国は珠江デルタ、長江デルタ、環渤海湾からなる3大経済地域を持ち、各産業における経験とノウハウがそこに蓄積されている。
4、インフラのグローバル化
3大経済地域は、高速道路、港湾、空港などのインフラのグローバル化により、鉱物資源と部品、生産、市場への供給を結びつける物流基地となる。
5、研究と開発の基地
3大経済地域は、中国の大学、研究機関が最も密集しており、毎年数百万人規模のエンジニアを生み出し、製造業に送り込んでいる。(翻訳・編集/津野尾)
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