<食用ワニ>スーパーが解体ショー!残酷なやり方に疑問も―福建省

Record China    2009年1月18日(日) 23時17分

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15日、福建省福州市のスーパーマーケットが生きたワニの「解体ショー」を実施。さばいたワニ肉はその場で販売されたが、その行為に疑問を呈する専門家も。写真は同省泉州市の同スーパー支店での解体ショー。

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2009年1月16日、台海網によると、福建省福州市内のスーパーマーケットで15日、生きたワニの解体ショーが行われ、多くの人だかりが出来た。

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15日午前9時、スーパー入り口前の広場に口を縄で縛られたワニが登場した。体長約1.5m、重さ16kgのワニは従業員3人の手で解体された。まず頭部と胴体を切り離し、続いて四肢を切り落とし、最後に皮をはいで肉を切り分けていく。「ブタの処理と同じさ」と従業員。四肢と尾の部分が最も高く500グラム118元(約1500円)、頭部が最も安く同68元(約880円)で販売された。

「ワニ肉は栄養価が高く、ぜんそくに効く」との売り声に、購入する見物客も見られたが、漢方医学の専門家らは「食べられないことはないが、ぜんそくや咳に効果はない。検疫をクリアしていないワニには寄生虫も多く、食べないほうがいい」と断言。栄養学の専門家は「養殖だろうが天然だろうが食べるのはお勧めしない」と話す。

中国ではワニは国家二級保護動物に指定されているが、検疫と販売許可を取った業者は養殖のワニを食用として販売することが許されている。スーパー側は「ワニは養殖で、広州から正規ルートで購入した。各種許可も受けており問題はない」と主張するが、法律家は「残酷な解体ショーを店先で行うことは公序良俗に反する。解体の際に万が一ワニが暴れれば不特定多数の生命を脅かすことになり、許されない行為だ」とこれに反論している。(翻訳・編集/本郷)

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