Record China 2009年1月21日(水) 1時2分
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12日、世界的にヒットした香港のアクション映画「カンフーハッスル」に登場したのとそっくりの集合住宅が上海市に現存すると伝えられた。30年代建設の留置所を住宅にしたもので、保護建築に指定されている。
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2009年1月12日、上海市街の北側に位置する古い下町に、世界的にヒットした香港のアクション映画「カンフーハッスル」に登場したものとそっくりの集合住宅が現存すると伝えられた。チャイナフォトプレスの報道。
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「カンフーハッスル」は、香港映画界のコメディ王であるチャウ・シンチー(周星馳)が監督・主演を務めた04年の武侠アクション映画。日本でも大ヒットした「少林サッカー」と二部作的に位置づけされ、30年代の上海の貧民街を舞台に繰り広げられるカンフー・アクションである。
作品の舞台となる「猪籠城寨(豚小屋砦)」は、今にも崩れ落ちそうなほどに老朽化したバラックの集合体のような貧民窟。シンチーによると、少年時代の住居に着想を得たというが、上海にはまさしく、映画に登場したものとそっくりの集合住宅が3棟、残っている。このほど伝えられた「隆昌公寓」はその中の1棟で、04年には文物保護建築にも指定されている。
もともとは留置所として使用されていた建物で、現在は南半分が公安局、北半分が職員宿舎となっている。昨年11月末以来、「『カンフーハッスル』の豚小屋砦にそっくりだ!」とネットで話題になっており、一躍有名スポットへと変貌した。近年はこのような伝統的住居も「古くなった」「不便だ」として近代的アパートなどへ転居する住民も多いが、往時の面影を色濃く残す建築物として、現代都市・上海の街並みにレトロ情緒を色づけする役割を担っている。(翻訳・編集/愛玉)
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