台湾ロックの兄貴的存在で一目置かれ、尊敬を集めるロック歌手のウーバイ(伍佰)。自身のバンドを率いて各地のライブハウスを回り、急速に頭角を現したため「King of Live」とも称され、そのライブパフォーマンスはレコーディングのクオリティを大きく凌駕すると評判だ。「台湾臭さ」にこだわっており、台湾語でも多く歌うほか、古くからの台湾演歌の要素をロックに取り入れた。元来、土臭く野卑なイメージの「本省人(第二次世界大戦終戦以前からの台湾住民)男性」をワイルドで男らしいものに塑像し、最高にクールな「台客(台湾野郎)」ムーブメントを引き起こした。
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