<オバマ大統領>就任演説から「共産主義」など一部発言を削除―中国メディア

Record China    2009年1月21日(水) 19時49分

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21日、オバマ米大統領の就任演説について、中国の一部報道では同氏の発言から「共産主義」などの語彙を一部削除して報じていることがわかった。写真は08年11月5日、北京の在中国米国大使館が行った大統領選の模擬投票に登場したオバマTシャツ。

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2009年1月21日、オバマ米新大統領が20日正午(現地時間)に行った就任演説について、中国国内の一部報道では、同氏の発言から「共産主義」などの語彙を一部削除して報じていることがわかった。英国営放送・BBCの中国語版ウェブサイトが伝えた。

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18分にわたる演説中、削除対象となった発言は「我々の先代がファシズムや共産主義に対抗した際、手中のミサイルや戦車だけではなく、堅固な同盟関係と信念とを拠り所にしたことを思い返してほしい」とした部分。中国大手ポータルサイト・SINA(新浪)やSOHU(捜狐)、NETEASE(網易)の3社はこの一文から「共産主義」をカットした。

また、以下の発言はSINAとSOHUの2社が全文を削除した。「汚職、欺瞞、異論の抑圧によって政権にしがみつく人物たちは、歴史の流れに逆行していることを悟るべきだ。しかし、その手を緩めるならば、我々は手を差し伸べよう」。

これを受けて、中国の国営系メディアでは、オバマ政権樹立後の米中関係を懸念する声も上がっている。国営系英字紙・中国日報は、「中国はブッシュ政権時代の対中外交を高く評価しているだけに、今後の対中政策転換の可能性が注目される」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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