台湾総統府の中国スパイ逮捕は「事実無根」―中国国台弁

Record China    2009年1月22日(木) 12時31分

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21日、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅(ヤン・イー)報道官は記者会見で、台湾総統府の職員が中国に機密情報を漏らしたとして逮捕された件について「全くの事実無根」と否定した。写真は台湾総統府。

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2009年1月21日、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅(ヤン・イー)報道官は記者会見で、台湾総統府の職員が中国に機密情報を漏らしたとして逮捕された件について「全くの事実無根」と否定した。英BBC放送の中国語版が伝えた。

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台湾の検察当局は15日、台湾総統府参事室専門委員の王仁炳(ワン・レンビン)と元立法委員助手の陳品仁(チェン・ピンレン)両容疑者を総統府の機密情報を中国に漏らしたとして逮捕した。検察によると、王容疑者は昨年5月20日の馬政権への交代を前にした3月〜4月、引き継ぎ文書などの機密資料をコピーして陳容疑者に渡し、陳容疑者から中国の軍関係者に渡った。総統府の職員がスパイ容疑で逮捕されたのは初めて。

馬政権発足以来、長年の懸案だった「三通」(中台間の直接の通商、通航、通信)が実現するなど中台間は着実な関係改善を続けてきたが、今回のスパイ逮捕劇がせっかくの友好ムードに少なからず影響する可能性もある。一方、中国も昨年11月、台湾に軍事関係や指導部の健康状態に関する機密資料を漏らした罪で逮捕されていた沃維漢氏の死刑を執行している。(翻訳・編集/NN)

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