穀物市場における外国企業の影響力を警戒―中国

Record China    2009年1月23日(金) 15時15分

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22日、中国の税関当局はこのほど、中国の穀物市場で外国企業が影響力を持ちすぎることに関し、警告する文書を発表した。写真は河南省周口市の大豆農家。

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2009年1月22日、中国青年報によると、中国海関(税関)総署はこのほど、中国の穀物市場で外国企業が影響力を持ちすぎることに関し、警告する内容の文書を発表した。

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中国では、08年8月、シンガポールの多国籍農業総合企業・ウィルマー・インターナショナルが中国東方地方で栽培されている非遺伝子組み換え大豆を買い占める、などのうわさが市場に伝わり、関係者から大きな注目を集めた。

一方、中国は15年前までは大豆の輸出国だったが徐々に輸入が増加し、2000年には輸入量が100万トンを超え、世界一の大豆輸入国になった。さらに06年には輸入量が国内生産量の1.77倍に当たる2800万トンまで増加、輸入依存度は64%にも達した。また、現在中国にある油脂加工工場の約70%は外資または外資との合弁企業によるもので、大豆圧搾能力の約80%は多国籍企業が握っているという。

海関総署では、こうした例のように外国企業が中国の穀物市場において力を持ちすぎることに懸念を示し、「中国の穀物需要は巨大であるため、多国籍企業が穀物市場に一旦入り込むと、価格面だけでなく、食品の安全問題にも大きな影響を与える」と警告している。(翻訳・編集/HA)

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