2009年1月22日、香港紙「明報」によると、香港では、警察官による窃盗や、警察署内における少女への性的暴行などの不祥事が多発している。2008年には、警察官が23人も逮捕されたと、「中国新聞網」が伝えた。

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香港警務処は、汚名挽回と市民の信頼回復をはかるため、警察官の不祥事を抑止する対策として、副処長を委員長とした「信頼管理委員会」の設置、現場警察官の監督強化、入職研修において心理テストを行うことを取り決めた。

香港警務処の●竟成（デン・ジンチョン＝●は登におおざと）処長は、21日、多発する警察内部の不祥事について事態を重く受け止め、警察の威信にかけて不祥事の再発防止や汚職などの予防に努めていくと話した。また同対策は08年初めから進められてきたもので、一連の不祥事が起こってから始めたものではないことと、不祥事を起こした警官に対しては厳しい処分が行われることを強調した。（翻訳・編集/岡田）