2009年1月22日、香港紙「文匯報」によると、中国本土の中年女性で組織された窃盗グループが香港葵青区の公営アパートで犯罪を繰り返していた。一人暮らしの男性高齢者を誘惑し、盗みを働いていたという。中国新聞網が伝えた。

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葵青区捜査当局は21日、張り込みとおとり捜査によって、中国から来た37歳と44歳の女性2人を逮捕、窃盗罪の疑いで身柄を拘束した。2人は少なくとも72歳と76歳の2人の男性の被害に関与、被害総額は6700元(約8万7000円)相当だと見られている。逮捕された女性2人は香港通行証を所持しており、広東語も話せるという。

同区の伍国強（ウー・グオチアン）刑事の話によると、今回逮捕された女性2人は中国本土出身の中年女性3〜4人からなる窃盗グループのメンバーで、既に香港で1か月以上活動している。女性らは同区公営アパートの公園で年配男性に近づき、スキンシップなどの行為で男性を夢中にさせ、そのすきに男性が身に着けている現金や、自宅の金目の物を盗む手口を繰り返していたと見られている。

捜査当局は、公になるのをおそれて、被害を通報していない人が多数存在すると見て、被害情報の提供を呼びかけている。（翻訳・編集/津野尾）