<教育格差>30年で半減の農村の大学生、格差浮き彫りで論議―中国

Record China    2009年1月27日(火) 16時19分

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24日、中国の大学生全体に占める農村出身者の割合が30年で半減した問題が、ネット上で大きな関心を集めている。写真は07年8月、上海の名門・復旦大学の門をくぐる新入生たち。

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2009年1月24日、中国の大学生全体に占める農村出身者の割合が30年で半減した問題が、ネット上で大きな関心を集めている。広州日報が伝えた。

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広州日報(電子版)は24日未明、「農村の若者の大学進学率が減少した本当の理由とは?」と題した記事でこの問題を特集した。その理由について一部専門家は、「単に農村人口が減少したことによるもの」と主張。するとわずか数時間で1万件を超える書き込みがあった。そのほとんどが反対意見で、一番の理由は「都市と農村の経済格差」だとしている。1万人が参加したネットアンケートでは、50.4%が「農村には優秀な教師が集まらない」、20.2%が「教育資金が足りない」と格差を象徴する理由が挙げられた。

80年代には30%を超えていた農村出身の大学生の割合は、今や17.7%にまで低下した。経済的な理由で進学できない農村の若者は増加の一途をたどっている。中国農業部が昨年8月に発表した報告によると、07年の農民と都市住民の平均年収差は9646元(約12万5000円)で、過去30年で最高を記録した。(翻訳・編集/NN)

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