Record China 2009年1月27日(火) 1時19分
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20日、世界経済危機の中の中国株取引の可能性について、証券アナリストの藤村哲也氏(ライジングブル投資顧問代表)に中国株取引に話を聞いた。
2009年1月20日、世界経済危機の中の中国株取引の可能性について、証券アナリ
ストの藤村哲也氏(ライジングブル投資顧問代表)に中国株取引に話を聞いた。
――外部環境は悪化しつつあるようですが。
まず外部を見渡しますと、米国企業の決算発表が近づいてきております。日
本でも名が知られるIT企業の大手アップル、マイクロソフト、グーグル…。こ
れらの決算しだいでは、さらに外部環境悪化のシナリオが見えてきそうです。逆
に、悪材料は出尽くしており、織り込んだ上での反発というシナリオも考えられ
ます。
――中国株は比較的値を戻していますね。
中国株の直近の動きを見ますと、昨年の10/27〜10/28が中国株は今
のところ大底となっており、以降、中国株は大きく値を戻してきました。
H株指数は10/28以降2カ月近く上昇し、一時は72%上昇しましたが
、現在は35%上昇まで冷やされてきております。戻り売りの圧力と利益確定の
売りに押されている格好です。
――昨年10月の暴落局面はチャンスだった。
前回10月の暴落局面をチャンスに変えることが出来たかどうかで、心理面
で大きな差があるかと思います。
例えば10/28から1/15現在、全体的には35%上昇で止まっており
ますが、アンガンスチールや紫金鉱業(02899)など一部の銘柄は3倍近く
の上昇となっています。
塩漬け株を抱えていらっしゃる方は、どうしても損益がとんとんになるまで
はじっと待つ方法を取りがちですが、これでは回復やパフォーマンスの改善、中
国株での資産形成には非常に時間のかかる方法になってしまいます。
例えば現在の相場の中でもアンガンスチールに組み替えていれば2.6倍、
中国移動を保有し続けた場合では28%上昇になっています。銘柄の選定一つで
、100万円の運用でもわずか2カ月で132万円の運用格差になっているので
す。
是非ここは前向きに市場を分析し、乗り換えチャンス、もしくは現金を中国株
へ投資する10月のようなビッグチャンスを捉えていっていただきたいと思いま
す。(取材/NT)
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