延期のEU・中国サミット、再調整で関係修復へ―EU関係者

Record China    2009年1月29日(木) 15時38分

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29〜30日、中国の温家宝首相が欧州委員会のバローゾ委員長と会談する予定に関連して、同委関係者は27日、「昨年12月に延期された欧州連合・中国サミットの日程を改めて設定したい」と語った。写真は欧州委のバローゾ委員長。

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2009年1月28日、28日付国際オンラインの報道によると、欧州を歴訪中の中国・温家宝首相が29〜30日にブリュッセルで欧州委員会のバローゾ委員長と会談する予定に関連して、同委員会対外関係総局中国事務所のフランツ所長が27日、「昨年12月に延期された欧州連合(EU)・中国サミットの日程を改めて設定し、双方の関係が一刻も早く正常に戻ることを希望している」と語った。

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EU・中国サミットは1998年より毎年1回、定期的に行われてきた。しかし、昨年12月に行われる予定だった同サミットは、当時EU議長国だったフランスのサルコジ大統領がチベット仏教の指導者ダライ・ラマ14世との会談実施を表明したことにより、中国側が開催の延期を通告。同サミットはその後、現在まで開催されていない。

今回の温首相とバローゾ委員長との会談は、欧州・中国関係、金融危機、地球温暖化問題の3大テーマを中心に話し合われる予定で、バローゾ委員長が昨年4月に北京を表敬訪問したことへの返礼の意味もあるという。しかし、EU・中国両者の首脳によって毎年定期的に開催されてきたサミットとは趣旨が異なり、両者のしこりはまだ残ったままと見られている。

フランツ所長は27日、中国で行われた温首相の欧州歴訪に関する事前説明会に参加した際に、「われわれは双方がサミットの日程を新たに設定し、関係が一刻も早く正常に戻ることを希望している」と語った。(翻訳・編集/HA)

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