<ソマリア海賊>中国の駆逐艦「武漢」、海賊の包囲からギリシャ船救出―アデン湾

Record China    2009年1月31日(土) 12時46分

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30日、ソマリア沖の海賊対策として現地で護衛任務を行っていた中国海軍の駆逐艦「武漢」号が、アデン湾で海賊に襲われていたギリシャの船舶を救出したことがわかった。写真は中国海軍の対海賊演習。

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2009年1月30日、新華社通信(電子版)は、ソマリア沖アデン湾で護衛任務遂行中の中国海軍駆逐艦「武漢」が、海賊船に包囲されていたギリシャ商船の救出に成功したと報じた。

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1月29日午前9時30分(現地時間=以下同)、中国商船「裕固河」などの護衛にあたっていた「武漢」はバベル・マンデブ海峡を航行中、同艦から24海里(約44km)離れた海域にいたギリシャ商船「エレニグ」の「海賊の快速艇に包囲された。至急、救助願う」の緊急無線を受信した。

「武漢」はただちに第1級戦闘配置につき、特殊戦闘員と記録専門カメラマン2人を乗せた武装ヘリコプターを現場に急行させた。9時58分、「エレニグ」上空のヘリコプターは海賊船3隻がギリシャ船を包囲していることを確認。ヘリコプターは高度を下げながらゆっくりと旋回。このとき撮った映像を「武漢」で分析すると、海賊船はギリシャ船になおも接近中であることが判明したため、警告の信号弾を発射。そのうち3発は空中で炸裂し、海賊船は包囲を解き、商船から離れていった。午前10時35分、「武漢」は「エレニグ」船長から感謝の言葉を受け取ったという。(翻訳・編集/本郷)

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