2009年2月2日、2018年及び2022年のサッカーワールドカップ（W杯）開催の意思表明が締め切られた。国際サッカー連盟(FIFA)に申請したのは日本など11組織。有力候補になると見られていた中国は招致を見送った。3日、京華時報が伝えた。

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今や世界第3位の経済力を身につけた中国はW杯開催の有力候補と見られてきた。昨春、FIFAのプラッター会長は「2018年のW杯開催地は中国に決まる可能性が高い」と発言するなどサッカー関係者からも期待が寄せられていたが、招致は見送られることとなった。

中国サッカー協会の関係者によると、招致には3つの問題があることが問題視されたという。まず第一に北京五輪を終えたばかりであり、スポーツを通じた国際イメージ向上という任務は果たされたこと。続いて代表チームが弱く、国際サッカー界で地位を築いていないことから招致に必要な外交能力を有していないこと。最後に最低8都市以上で開催されるW杯は交通インフラの整備が必要で、フーリガン対策など多くの経済的、人的資源が必要になること。こうした点から見てまだ準備は整っていないと判断されたという。（翻訳・編集/KT）