2009年2月4日、英BBC放送の中国版ウェブサイトは、ブラウン英首相が中部ランカシャー州のモーカム湾で貝を採集していた中国人が水死した事件から5周年になることを受けて、同国の中国人居住区に哀悼の手紙を送ったと報じた。

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同事件は04年2月、貝を拾っていた中国人23人が突然の満ち潮に襲われ水死したもので、当時の英国社会を震撼させた。死者の大半は密航者で危険な仕事をさせられていた。警察はその後、雇い主の中国人を逮捕。背後に大規模な密航あっせんグループが存在するとして捜査を開始した。英国では00年6月にも、密航を図った中国人58人がコンテナで窒息死する事件が起きている。

ブラウン首相は手紙の中で、これらの事件をきっかけに英国では不法移民の雇い主を厳しく取り締まる法律が出来たと述べ、「2度と同じような事件が起こらぬよう監視を強化する」と誓ったという。（翻訳・編集/NN）