Record China 2009年2月7日(土) 19時40分
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6日、中国紙・東方早報は、日本の杏林大学所属の研究者・劉迪准教授のコラム「第3世代の在日中国人留学生は何を学ぶべきか?」を掲載した。写真は07年に北京市で開催された出国留学教育展。
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2009年2月6日、中国紙・東方早報は日本の杏林大学所属の研究者・劉迪(リウ・ディー)准教授のコラム「第3世代の在日中国人留学生は何を学ぶべきか?」を掲載した。
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中国ではこれまでに2度の日本留学ブームが起きている。1度目は19世紀末から20世紀初頭。1896年から1904年の日露戦争までに8000人が日本に向かった。政治、軍事、教育、文化、工商業を学んだ彼らが辛亥革命、新文化運動の原動力になったという。現在の中国語においても抽象的な単語の多くはこの時期に日本から輸入されたものだ。
2度目のブームは1978年、トウ小平氏の来日以後となる。中国の遅れを痛感したトウ氏はその後多くの留学生を日本に送り出した。このブームは中国に何を残したのか?多くの留学生はこう答えている。「我慢し耐えることを学んだ」、と。
そして今、3度目の日本留学ブームを迎えようとしている。現在でも中国人留学生は日本の全留学生数の6割近くを占めているが、昨年日本政府は2020年までに30万人の留学生を受け入れる計画を発表した。今後、中国人留学生の数も増えることは間違いない。では新たな留学生たちはいったい何を学ぶために留学するのか。
近代国家の打ち立て方、科学技術などハード面を学んだ以前のブームとは異なり、新たな留学生は公共心などのソフト面を学ぶべきだと劉准教授は主張する。図書館、公民館などの日本の「公共空間」、学校のサークルや部活動で培われた「自治」の意識、そして「協力」の精神。こうしたソフト面を学ぶことで、新たな留学生たちは中国で大事な役割を果たすことになるだろうと劉准教授は述べている。(翻訳・編集/KT)
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