2009年2月、サッカー中国代表のふがいなさに怒ったサポーターがアマチュアチーム結成を呼びかけた。選手を集めトレーニングを積んだ後に代表に挑戦すると公言、注目を集めている。法制晩報が伝えた。

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発起人となったのは江蘇省蘇州市に住む5人の青年。いずれも会社勤めのサラリーマンだという。代表者の呉さん（25歳）は「代表のふがいなさが許せない。もう見ているだけではなく、実際にピッチで刺激を与えてやろうと思った」と話している。当初は足りない6人だけを集める予定だったと言うが、ネット掲示板で募集をかけるとなんと300人もの応募があったという。中には女性も含まれているのだとか。

あまりの突飛さにいたずらとしか思えないが、呉さんはいたってまじめ。「いたずらとかではありません。トレーニングを積んだ後に試合を申し込みます」と話している。もちろん実際に試合が組まれる可能性はゼロだと見られるが、ダメさ加減ばかりがニュースとなる代表にはたまったものではない。ある代表はこのニュースを聞き、「笑うに笑えませんよ。結局、自分たちのプレーがよくないからサポーターはこんなイタズラをするのでしょう」と話していた。

昨年、中国代表はW杯予選では最終予選にも進めず敗退、北京五輪では一勝も挙げられなかった。当初は代表のふがいさなに怒っていたファンも次第にあきらめがちに。さきごろは人気コメディアン・郭徳綱（グオ・ダーガン）がサッカー代表の不祥事をからかうコントを発表するなど今や格好の笑いの「ネタ」となっている。（翻訳・編集/KT）