Record China 2009年2月10日(火) 20時22分
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9日、世界的に温暖化が進むなか、長江源流域の永久凍土が急速に失われていることが調査によって判明した。チベット高原の厚さ10m以下の永久凍土は今後7年で消失すると専門家は予測している。写真はチベット高原。
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2009年2月9日、成都商報によると、青海省地質調査院が中国地質大学と合同で行っている長江源流域の生態環境地質調査プロジェクトがまもなく終了するが、長江源流域の湿地帯の生態環境を守る役目を果たしてきた「永久凍土層」が急速に失われていることが調査で判明した。チベット高原の厚さ10m以下の永久凍土は今後7年で消失すると専門家は予測している。
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調査の責任者によれば、永久凍土は長江のみならず黄河の源流域でも減少している。1980年以降、永久凍土層の上にできる季節的な凍土も大幅に減少しており、最大3.2mあったが、現在は2.8mにまで減少している。
永久凍土の大幅減少には多くの原因が考えられるが、地球温暖化と人為的影響が最も大きいと分析されている。専門家は、永久凍土の減少によって地表植物が摂取できる水分も大幅に減少し、根の短い植物が枯れ、砂漠化などが進行する恐れが高いと話している。また、永久凍土が溶けることで土石流などの地質災害も増加し、チベット鉄道(青蔵鉄道)や高速道路、沿線の住民にも被害が出ることが懸念されている。(翻訳・編集/岡田)
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