<TV局火災>7割が「北京市街地での花火禁止」支持、伝統より安全―中国

Record China    2009年2月12日(木) 13時34分

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11日、中国国営の中央電視台(CCTV)の高層ビルで9日夜に発生した大火災についてのインターネット調査で、約7割が北京市街地での花火禁止に賛成していることが判明。写真は新春を祝う花火。

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2009年2月11日、北京市内にある中国国営テレビ局「中央電視台(CCTV)」付属の建設中の高層ビルで9日夜に発生した大火災で、同市消防局はCCTV側が当局の指示を無視して行った花火が原因と発表した。中国のインターネット調査では、国民の7割が北京市街地での花火禁止に賛成しているという。「中国新聞網」の報道。

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火災は発生から6時間後にようやく鎮火したが、ビル全体が炎に包まれた映像は国内外で繰り返し放送された。中国の大手ポータルサイトの電子掲示板には、火災発生から10数時間の間に35万人ものユーザーがこの火災についてコメントを書き込んだ。別のポータルサイトが行ったインターネット調査では、68%のユーザーが花火の打ち上げ禁止に「賛成」と答え、18%のユーザーがこれに「反対」。13%が「どちらでもかまわない」、1%のユーザーが「花火に関心がない」と答えている。

花火打ち上げ禁止に賛成するユーザーは「北京市のように人口密度の高い都市で花火を打ち上げることは危険なだけでなく、環境汚染にもつながる」と指摘。花火禁止に反対する人々はその理由について「中国の伝統文化を失うことになる」と説明している。ちなみに今年の旧正月「春節」の大晦日から旧正月5日午後10時までに、北京市内で花火や爆竹が原因の火災が103件発生。負傷者は403人にのぼっている。(翻訳・編集/本郷)

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