<中華経済>インド、鉄鉱石輸出価格の2倍引き上げを中国に要求

Record China    2009年2月13日(金) 6時14分

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12日、インド鉱業連盟(FIMI)のR.K.シャルマ会長はこのほど、中国向けに輸出する鉄鉱石価格を、昨年11月の2倍に引き上げるよう中国側に提示したことを明らかにした。中国による鉄鉱石3大メジャーとの価格交渉をかく乱させる意図があるとみられる。

2009年2月12日、インド鉱業連盟(FIMI)のR.K.シャルマ会長はこのほど、中国向けに輸出する鉄鉱石価格を1トン当たり90米ドルに引き上げるよう中国側に提示したことを明らかにした。提示価格は昨年11月の輸出価格である1トン当たり45米ドルの2倍に相当する。12日付東方早報がロイターの報道を引用して伝えた。

中国の鉄鋼メーカーと、ブラジルのヴァーレ、英豪系のBHPビリトン、リオ・ティントの鉄鉱石3大メジャーとの間で長期化している09年度の鉄鉱石価格交渉は最終調整の段階にあるといわれている。インド側は値上げ要求について「中国の鉄鋼メーカーに回復の兆しが見え始めている」とする理由を挙げているが、中国鉄鋼工業協会の関係者によれば、中国の3大メジャーとの価格交渉をかく乱させる意図があるとみられる。

インド産鉄鉱石は中国の鉄鉱石輸入の約20%を占め、その影響力は大きい。ただ同関係者は、「インドとは現物取引の形を採っており、最終的には市場の需給関係が価格に反映されるため、インドの要求が3大メジャーとの交渉に大きな影響を及ぼすことはない」と述べ、インドの求めに応じる考えがないことを明らかにした。(翻訳・編集/HI)

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