<金融危機>発展途上国で貧困人口激増の恐れ―世界銀行

Record China    2009年2月14日(土) 10時40分

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12日、世界銀行は、世界的な金融危機の影響で発展途上国の貧困人口が激増する恐れがあることを明らかにした。写真は南京の廃品回収所。

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2009年2月13日、新華社通信(電子版)によると、世界銀行は12日、世界的な金融危機の影響で、発展途上国の貧困人口が激増する恐れがあることを明らかにした。

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世銀によると、穀物やエネルギー価格の上昇が原因で08年の世界の貧困人口は1億3000万〜1億5500万人に達した。これに加え、金融危機による世界的な経済減速の影響で、09年には1日の生活費が1.25ドル以下の極貧人口が4600万人、同2ドル以下の貧困人口が5300万人それぞれ新たに増加する。また、経済危機がこのまま継続すると、09〜15年における乳児の死亡率も上昇すると予測している。

さらに同行では、00年9月に採択された「国連ミレニアム宣言」で定めた目標の1つ「2015年までに極度の貧困と飢餓の撲滅」の達成は、金融危機によって実現がより一層厳しくなったと認識している。

こうした状況を踏まえ、同行のロバート・ゼーリック総裁はこのほど先進各国に対し、「自国の景気対策費の0.7%を拠出して基金を成立し、発展途上国が直面している危機に対し援助してほしい」と呼びかけている。(翻訳・編集/HA)

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