死者のたたりか? 墓地跡地の学校で自然発火=科学の力が超常現象の謎を解いた―湖北省襄樊市

Record China    2009年2月15日(日) 16時46分

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14日、楚天都市報は湖北省襄樊市南[シ章]県のある小学校で、寮の布団がひとりでに燃え上がる奇妙な事件が起きたことを報じた。写真は杭州市に住む老人。毎日体から自然に発火するという不思議な事態に悩まされているという。

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2009年2月14日、楚天都市報は湖北省襄樊市南[シ章]県のある小学校で、寮の布団がひとりでに燃え上がる奇妙な事件が起きたことを報じた。その小学校は墓場の跡地に建てられており、地下には多くの遺骨が眠っているという。

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事件が起きたのは5日朝8時半のことだった。授業中、女性教師が学生寮を見回りしていると、ある部屋で布団が燃えていることに気がついた。どうにか消火に成功し大事はまぬがれたものの、マッチやライターなどはなく火元が何だったのかはわからないままだった。しかし事件はそれだけでは終わらなかった。午前11時、教師2人が問題の部屋にいると、突如別の布団が燃え始めたという。安全のため寮のすべての布団が校庭に運び出されたがそこでも事件は続いた。警官、教師、生徒ら数十人が見つめる中、何と布団は三度、ひとりでに燃え始めたという。

この小学校は1976年に建設されたが、それまでこの土地は墓地だった。今でも地下には多くの遺骨が眠っている。霊の仕業ではないかと不安になるところだが、捜査の結果、意外な事実が浮かび上がった。消防隊の調査によって、学校の空気中に大量のリンが含まれていることがわかった。恐らく地面に埋められた遺骨が分解し発生したもの。それが自然発火の原因になったと考えられる。消防隊の説明によると、地下に埋められてから80〜100年が経過した時点でもっともリンが多く放出されるという。いったん放出のピークを迎えれば同様の事件は起きなくなるのだとか。超常現象のように見えた自然発火事件もこうして一件落着となった。(翻訳・編集/KT)

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