2009年2月15日、中国広播網によると、中国国家統計局が行った人口調査で、中国の都市人口が2008年末までに6億人を突破したことが分かった。

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2008年末現在、中国の都市人口は6億667万人に上り、2007年と比べて1288万人増加。一方、農村人口は7億2135万人で、同615万人減少した。中国全体で都市人口が総人口に占める割合は45．68％で、2007年と比べて0．74％増となり、都市人口の増加傾向は緩やかなものとなっている。

人口問題に詳しい中国人民大学の潘錦堂（パン・ジンタン）教授は、「金融危機などにより多くの企業が倒産したことで、都市部で就職できずに帰郷する出稼ぎ労働者などが増えたことが、都市人口増加が減速した主な原因」だと見ており、また農村人口の都市部への流入を抑える政策がとられていることも影響していると指摘した。中国ではこれまで都市人口が増加し続けており、人口全体に占める割合は1995年は29．4％だったものの、2003年には40．53％にまで急増していた。2004年以降は減速傾向にある。（翻訳・編集/岡田）