Record China 2009年2月17日(火) 22時25分
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17日、武漢大学の研究チームは、重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こすSARSコロナウィルスの増殖に必須な物質「非結合タンパクnsp14」を特定したと発表した。写真は03年に武漢大学P3動物実験室で行われたSARSワクチンの実験。
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2009年2月17日、武漢大学の研究チームは、重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こすSARSコロナウィルスの増殖に必須な物質「非結合タンパクnsp14」を特定したと発表した。中国新聞網が伝えた。
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武漢大学生命科学学院ウィルス学国家重点実験室の郭徳銀(グオ・ダーイン)教授や現代ウィルスセンターの田波(ティエン・ボー)主任らのグループが発見した。研究成果は全米科学アカデミー発行の専門誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」で発表される。
中国広東省でSARSの最初の患者が確認されたのは02年11月。翌年1月には大規模な流行となり、患者は世界中に広がった。その後の研究で新種のコロナウィルスが原因であることは分かったが、増殖の原因については解明されていなかった。
SARSは03年7月に制圧宣言が出されたが、再び流行する可能性は十分にある。今回の発見で、新しい抗ウィルス剤の開発に弾みがつくと期待されている。(翻訳・編集/NN)
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