上海をめざす人が増える!今、30代のキャリア留学がアツイ=人材サービス会社が支援の制度―日本

Record China    2009年2月19日(木) 16時23分

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社会人対象の留学支援制度を展開する総合人材サービス業のテンプグループが、次年度の奨学生を募集している。近年は30代をメイン層に、ステップアップ目的の留学が増えており、発展に沸く上海も人気の目的地のようだ。写真は東華大学の学生寮。

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2009年2月、さらなるキャリア向上を目指す社会人をサポートするため、海外社会人留学の支援制度を展開する総合人材サービスのテンプグループは、今年で18年目となる「テンプグループ・ワールドワイド・スカラシップ」に参加する海外留学奨学生を募集している。

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今回、第19回生を募集するこの「テンプグループ・ワールドワイド・スカラシップ」は、1991年の開始以来185人を超える社会人留学生を海外へ送り出してきた。語学研修をはじめ、米国でのインターンシップ体験を含め3コースを展開。さらには、授業料など留学費用の一部を支援することで、経済的理由から海外でのキャリア磨きを断念している社会人を後押ししている。また、キャリア途中での海外留学となると帰国後の再就職が不安になるものだが、そこは人材サービスのエキスパートであるテンプグループ、帰国後の就職サポートにも万全を期している。

この支援制度の応募者は、近年は30歳代が4割を占めているという。制度開始当初は「20歳代の若者が語学を学びに」利用するケースが多くを占めていたものの、応募者の年齢層が上昇するにつれて、留学の目的も単純な語学習得から「語学力を土台としたキャリアアップ」にシフトしている。ツールとしての語学を用い、「さらに何ができるか?」を考える“アラサー”キャリア層が増えているようだ。

そんなアラサー世代がこの数年にわたり、キャリアアップの地として注目しているのが中国の上海。新たなビジネスが日々生まれる上海での就業を目指す人材、取引先中国企業との折衝機会を持つ人材などが、かの地での研鑽を求めているのだろう。「テンプグループ・ワールドワイド・スカラシップ」でも上海での語学研修コースを開設し、留学希望者を募っている。次回の第19回は、上海でも歴史ある東華大学で、来年2月より5か月間の語学研修を行う。テンプグループ・スカラシップ事務局が3月3日まで応募を受け付けており、書類審査・語学試験・面接を経て5月に合格者3人が選出される。全寮制の学生生活では中国人学生との交流機会も多く設けられ、密度の濃い留学生活となりそうだ。(編集/愛玉)

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