道路の起点を示す「道路元標」を天安門広場に設置―北京市

2006年9月25日、中国の道路0kmの起点を示す標識「道路元標」が、北京市の天安門広場の正陽門南側に設置された。これは27日に正式に公開され、他の各モニュメントと同じく天安門広場の観光スポットの一つとなる。この道路元標は黄銅製で、東西南北の4文字と、文字の内側に朱雀、青竜、白虎、玄武という古代中国の4神獣が刻まれ、中央部には車輪が描かれている。2003年の末時点で、中国で開通していた道路は全長181万kmに及び、そのうち北京市内を走る道路は1万4359kmという。国の道路起点を明確にするために、中国交通部と北京市政府は道路元標の設置を決定し、2001年にデザインを公募した。2004年には多数の応募作の中から選ばれた12点の作品をネット上で公開して意見を求め、20日間のうちに寄せられた1万6000の投票結果を参考に、このデザインが採用された。

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