Record China 2009年2月20日(金) 10時57分
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18日、成長を続けるインドのIT産業にとって、最大の脅威は中国だという。中国政府は減税などの優遇措置で同産業の発展を後押ししており、中国が将来国際市場に進出するのは必至。写真は南京のソフト博覧会で展示されたバーチャルキーボード。
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2009年2月18日、英紙「フィナンシャル・タイムズ」は「中国がインドのITアウトソーシングを脅かす」というタイトルの記事を掲載。これを中国の「環球時報」が紹介した。
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インド最大のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)会社「Genpact」の最高経営責任者(CEO)Pramod Bhasin氏は同紙の取材を受けて、「中国は我が国のIT産業にとって唯一最大の脅威となる」と明言。今や世界市場の51%を占めるインドのITアウトソーシング業界だが、金融危機の影響から今年は昨年まで続いていた前年比30%成長を大きく下回ると予想されている。
一方、中国政府はITアウトソーシング産業に積極的に投資している。減税や補助などの優遇措置をとり同産業の発展を奨励。英語の早期教育に力を入れ、人材の育成にも力を入れている。業界内では英語だけでなく日本語の習得にも取り組んでおり、将来日本市場への進出を目論んでいるという。
国際監査法人KPMGに所属するインド人のITコンサルタントは「日本市場は大きな利潤を生む非常に魅力的な市場であり、インドの各企業はこれまでに日本市場参入に向けて努力を重ねてきた。だが中国のITアウトソーシング産業は、将来国内企業だけでなくアジア太平洋地域にも業務提供を行うようになるだろう」と話している。(翻訳・編集/本郷)
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