中国の軍事力増強、米航空母艦を動かした―米紙

Record China    2009年2月20日(金) 16時0分

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17日、中国の軍事力増強に警戒した米国防総省が、艦隊の多くを東海岸から西海岸に移動させる計画だと米紙が報じた。写真は中国海軍が海賊対策としてソマリア沖に出発する前の昨年12月初め、訓練を受ける特殊部隊の隊員たち。

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2009年2月17日、米紙・サンディエゴ・ユニオントリビュートは「中国の軍事復興が米国を動かした」と題した記事で、中国の軍事力増強に警戒した米国防総省が艦隊の多くを東海岸から西海岸に移動させる計画だと報じた。18日付で環球時報が伝えた。

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記事によると、米国防総省の高官は航空母艦「カール・ヴィンソン」や潜水艦など多くの艦隊をサンディエゴの海軍基地に移動させるよう指示を出した。軍事アナリストたちは軍事増強を続ける中国を「敵か味方か分からない存在」として警戒すべきだと主張する。

「両国は明らかに心地よい関係ではない」と話すのはハワイ大学イーストウェストセンターアジア太平洋問題研究員のデニー・ロイ氏。中国が近年、台湾に照準を定めた弾道ミサイルの数を1100発にまで増やしたことを挙げ、台湾を「米中戦争が起こり得る唯一の場所」と指摘した。

一方、ニクソン・センターで中国研究を担当するダニエル・ロンセン氏は「信頼関係を築く努力をすれば、衝突は避けられないものではない」と説く。別の評論家も「中国の軍事力は米国に数十年遅れている」と脅威論を否定。米国にとって本当の脅威は「中国が米国債を全て放棄することだ」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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