経済危機が中国の戸籍改革を加速させた―米メディア

Record China    2009年2月22日(日) 7時44分

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17日、大学生の就職難が続く中国で、大卒者が就職の際ネックになっていた戸籍制限が撤廃されたと米誌が報じた。写真は中国の戸籍簿と卒業証書。

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2009年2月17日、米誌・フォーブスは、大学生の就職難が続く中国で、大卒者が就職の際ネックになっていた戸籍制限が撤廃されたと報じた。19日付で環球時報が伝えた。

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世界的な金融危機のあおりを受け、中国でも大学生の就職難が深刻さを増している。中国政府は大卒者への就職支援策として、北京、上海天津重慶の4直轄市を除くすべての省で、就職時の戸籍制限を撤廃する措置を打ち出した。

中国は50年代から全国民をいわゆる「都市戸籍」と「農村戸籍」に分け、都市部への人口流入を厳しく抑えてきた。90年代からは徐々に緩和が進んでいるが、農村戸籍の者は依然自由に都市に移住できず、社会保障などさまざまな面で差別を受けている。

そのため、中国国内では戸籍による差別撤廃を求める声が高まっている。記事は、今回の措置は雇用促進対策の一環とはいえ、中国政府が戸籍統一化に向けた動きを加速させている証拠だと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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