大学で凶悪事件が続発、学生カウンセリングを強化―北京市

Record China    2009年2月24日(火) 18時56分

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23日、続発する学生の傷害事件や就職状況の悪化などを受け、北京市内の大学では学生の心理カウンセリングを行うなど、学生の精神面におけるサポートが重視され始めている。写真は西南交通大学のストレス発散ルーム。

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2009年2月23日、北京日報によると、北京市内の大学で続発する学生による傷害事件や、景気悪化に伴う深刻な就職難などを受け、心理カウンセリングを行うなど、学生の精神面におけるサポートが各大学で重視され始めている。

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16日、北京工業大学の構内で男子学生がナイフで女性教師を刺す事件が起きた。女性教師は重傷を負い、加害者は女性教師を刺した後、大学前の歩道橋から飛び降り、脚の骨を折るなどのケガをした。調べによると、男子学生は成績が芳しくなく、学校側から退学を勧告されていた。同様の凶悪事件が北京市内の大学で続発しており、背景には景気や雇用状況の悪化なども大きく影響していると指摘されている。

北京大学、北京理工大学、北京師範大学など各大学では学生のアンケート調査を行い、心理状況や変化の把握に努めるとともに、カウンセリング態勢を強化。また、首都医科大学では学生の精神的ストレスを発散させるため、大声を出したり、ボクシンググローブをはめてサンドバッグを殴ることができる「ストレス発散部屋」を設けることが決定している。(翻訳・編集/岡田)

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