日本の教育現場も学べ?清華大、卒業進路の指導教官を評価へ―北京市

Record China    2009年2月25日(水) 12時13分

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23日、厳しい就職状況を受け、清華大で学生の卒業後の進路が指導教官の評価対象になった。しかし、「学生の就職にまで手が回らない」と頭を抱える教員も。写真は北京で行われた就職フェアで自分を売り込む学生。

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2009年2月23日、法制晩報によると、市の教育委員会が各大学に向け、学生の就職バックアップ強化を求める政策を打ち出したのを受け、清華大学では学生の卒業後の進路を指導教官の評価対象とすることになった。

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清華大では、今年は学部生と大学院生あわせて3500人が就職を迎えることになるが、同大学就職課の責任者は卒業生が企業や研究所で重要ポストに就くことは大学にとっても大きなプラスになると語る。とくに指導教官は学生とのつながりが深い存在で、学生の就職にも影響すると指摘。「各教職員とも学生の就職に関心を持たなければならない」とし、同大のソフトウェア学院や宇宙航空科学学院、計算機学部などでは、学生の進路が指導教官の評価対象になることが決まっているという。

こうした動きに、ある教員は「学生の就職を後押しすることは、指導教官として当然のこと。やり甲斐もある」と話すが、中には「金融危機に、景気後退、学生の就職にまで手が回らない」と頭を抱える教員も。一方、厳しい就職状況に悩む学生の間では、こうした動きを歓迎する意見が多数を占めているという。なお、清華大の決定を受け、北京大学などでも同様の措置を検討している。(翻訳・編集/岡田)

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