今年度卒業生の就職率わずか35.6%、超氷河期か―中国

Record China    2009年2月25日(水) 7時14分

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24日、最新の調査によると、今年7月卒業予定の学生の就職率はわずかに35.6%。氷河期を迎えている。写真は海口市での就職フェア。

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2009年2月24日、最新の統計によると、今年7月に大学を卒業する中国の学生は610万人と、過去最多となる見通し。これに加え、昨年来就職できていない既卒者が100万人以上いること、金融危機の影響で失業者が多く出ていることなどから、今年度の卒業生は未曾有の就職難に直面することが予測される。中国新聞社が伝えた。

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中国社会調査所が北京市、上海市、深セン市、石家荘市、鄭州市、成都市、瀋陽市、武漢市、アモイ市、ハルピン市、西安市などの大学4年生1000人に対し調査を行ったところ、就職率は35.6%だった。社会保障部が先ごろ発表した「今年度の卒業生の7割を就職させる」という目標の達成にははるかに届きそうにない。

すでに就職が決まっている学生のうち、38%近くがその仕事に「不満」、35%が「まあまあ」と答え、わずかに27%が「満足」と答えた。仕事に不満を感じる原因としては主に「仕事内容」「給与・待遇」「人間関係」の3点が挙げられた。特に「人間関係」に不満を感じている人には学校と社会とのギャップに適応できない様子が見られた。

71%は現在の厳しい就職状況の中で仕事を見つけることは難しいと考えている。「就職に対して焦りを感じるか」という問いには、56%が「非常に焦っている」と答えた。また、最も人気のある職業は「国家公務員」で28%、次いで「国有企業」「研究機関」「学校」などのいわゆる安定職が続いた。(翻訳・編集/小坂)

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