2009年2月、在日中国人向け新聞・中文導報は、「派遣切り」によって職を失った中国人が無料の日本語学習クラスに通うなど「充電に忙しい」様子を伝えた。

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世界的な金融危機の影響で、職を失う人が当の日本人だけでなく外国人の間でも急増している。記事で紹介された遼寧省出身の女性、シンさん（27）もその1人だ。シンさんは昨年10月、日本の派遣会社のあっせんでIT技術者として来日。派遣先でソフトウェア開発に従事していたが、不況を理由にわずか2か月で解雇されてしまった。その後、派遣会社から仕事のあっせんはなく、「技術ビザ」のため別の職種にも就けない。そこでシンさんは、「今のうちに日本語能力を高めておきたい」と市などが無料で開講する日本語クラスを2つ掛け持ちすることにした。

記事によれば、昨年秋からシンさんのような中国人が首都圏を中心に急増している。東京・町田市の地域国際交流協会が主催する日本語クラスには、昨年11月から今年1月の間に新たに30人が参加。そのほとんどは不況でリストラにあった元派遣社員という。（翻訳・編集/NN）