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25日、中国の治安当局による厳戒態勢の中、チベット暦の正月を迎えた中国チベット自治区。だが、チベット族は一切の祝賀イベントを行わない方針だ。写真は25日のラサ市内。
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2009年2月25日、中国の治安当局による厳戒態勢の中、チベット暦の正月を迎えた中国チベット自治区。だが、チベット族は一切の祝賀イベントを行わない方針だ。英BBC放送中国語版が伝えた。
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それによると、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世はチベット暦の大晦日に当たる24日、「今年の正月はにぎやかに祝っている場合ではない」とする声明を発表。「過去に中国統治の下で犠牲になったチベット人に祈りを捧げよう」と呼び掛けた。
チベットでは来月、ダライ・ラマのインド亡命のきっかけとなった「チベット蜂起」から50周年、昨年の「チベット騒乱」から1周年を迎えることから、治安当局は1月から「犯罪取り締まりキャンペーン」を実施。多くのチベット人を「犯罪行為の疑い」で拘束するなど締め付けを強化している。外国人旅行者の立ち入りも禁止した。
一方、AFP通信は、ラサ市内の飲食店主の言葉として、大幅に増強された武装警察が街をパトロールしていると伝えた。一方、中国メディアはこれと対照的に新年を盛大に祝うチベットの様子を報道、現地の「平和で幸せな様子」を大々的にアピールしているという。(翻訳・編集/NN)
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