Record China 2009年2月28日(土) 11時45分
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24日、多くの中国人留学生にとって帰国が魅力ある選択肢になってきているという。中国政府も巨額を投じてこれらの「帰国組」を引き寄せるために動き出しており、近年帰国者数は増加の一途をたどっている。写真は帰国組専門の就職説明会。
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2009年2月24日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、成功を求める中国人留学生と、経済発展のために優秀な人材を必要としている中国政府の思惑が一致し、近年海外からの「帰国組」が急増しているとの記事を掲載した。26日付で環球時報が伝えた。
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カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の理論物理学博士課程で学ぶある学生は、「ウォール街で仕事を見つけるつもりだったが、10回の面接がすべて失敗に終わってから、帰国することを考え始めた」という。彼は今、中国に履歴書を送り続けている。
これまで頼ってきた安価な製品の輸出以外の経済発展の道を探っている中国政府は、将来性ある人材を帰国させるために積極的に動き出した。政府は昨年末、巨額の資金を投じロンドン、シカゴ、ニューヨークの各都市で帰国就職説明会を開催、中国の各銀行、大学、政府機関などの人事責任者が約4400人の求職者と面接したという。上海のある金融機関の責任者が今回持って帰ってきた履歴書は約150kgの重さだった。
中国政府は、中国にこそチャンスがあるというメッセージを送っている。過去10年間の中国経済の繁栄は、社会主義経済からの脱皮にもがいていた中国を横目に海外での生活を選んでいた中国人の観念を実際に変えつつある。政府の統計によると、昨年1年間の帰国留学生数は04年の2倍以上、過去最多の5万人に上ったという。(翻訳・編集/津野尾)
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