Record China 2009年3月2日(月) 19時6分
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2009年2月27日、華字紙「日本僑報」は早稲田大学博士課程の留学生、趙新利さんが中国の正月映画で描かれている「2つの日本」について書いた評論を掲載した。写真は映画「誠実なおつき合いができる方のみ」のシーン。
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2009年2月27日、華字紙「日本僑報」は、早稲田大学博士課程の留学生・趙新利さんが中国の正月映画で描かれている「2つの日本」について書いた評論を掲載した。中国新聞網が伝えた。
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評論は、今年の中国の正月映画トップ3と呼ばれる「誠実なおつき合いができる方のみ(原題:非誠勿擾)」「梅蘭芳〜花の生涯〜(原題:梅蘭芳)」「葉問(原題)」で、後半部分のほとんどに「日本」が絡んでくると指摘した。
「梅蘭芳〜花の生涯〜」と「葉問」が描く「日本」は中国人の記憶に根強く残る「横暴で残虐」な姿。どちらも日本占領下の30年代の中国を舞台に、憎き敵である旧日本軍に決して屈しなかった「勇敢な主人公」の姿が描かれている。一方、「誠実なおつき合いができる方のみ」では、後半部分の大半を北海道ロケが占めているが、内容は一転、「美しい日本」の姿が描かれた。どちらも中国人が日本に抱く典型的なイメージだ。
政府系の宣伝映画でなく商業映画にこれほど多くの「日本」が登場するのは、「日本に対する関心がそれだけ高まっていることの表れ」という。過去の歴史は簡単に忘れられないが、日本の美しさは素直に認める―というのが、大部分の中国人の姿だと論評は指摘した。(翻訳・編集/NN)
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