<中国製品>輸入禁止で玩具不足が深刻、小売価格の大幅上昇も―インド

Record China    2009年3月3日(火) 0時19分

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1日、中国製玩具の輸入禁止により、インドでは玩具の品薄や在庫切れが発生、価格も30〜100%上昇しているという。国内メーカー保護措置だとの批判もあるが、玩具業界は混乱によりむしろ打撃を受けているようにも見える。写真は瀋陽で展示された玩具。

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2009年3月1日、新華社通信(電子版)によると、インド紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)」は28日、1月にインド政府による中国製玩具の輸入禁止措置が発動されてから、玩具全体の価格が30%〜100%上昇したと報じた。

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同紙によると、インド国内の玩具輸入業者や卸業者の間では品薄が非常に深刻だ。ニューデリーの玩具店の主人アシマ・ラズダンさんは、「世界に存在する玩具ブランドのほとんどが中国で生産している。輸入禁止は玩具の値上がりを招き、人気の操り人形などは在庫切れだ」と嘆く。

玩具ビジネスを40年間続けているというサウラブ・カーバンダさんも、「仕入れられる玩具は何もない。有名ブランドは在庫切れ、無名ブランドの物の価格も倍以上になった」と言う。

インドで一番の老舗玩具店「Ram Chander and Sons」の店主サティシュ・スンドラさんは、「一流メーカーの玩具はすべて中国製だ。禁止すればいいというものではない。政府のなすべきことは、水際で厳格な品質検査をすることだ」と話す。

同紙によると、インド政府による今回の措置の理由はまだ明らかでないが、子供の安全と同時に、国内メーカーの権益保護に配慮してのことだろうと関係者らは見ている。しかし、より魅力的で安い中国玩具を前に、国内メーカーはまだこの措置の恩恵を受けていないという。(翻訳・編集/津野尾)

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