<動物像競売>クリスティーズは支払い拒否に困惑、各国が事件を報道―中国

Record China    2009年3月6日(金) 9時52分

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3月4日、競売会社クリスティーズがパリで開催した競売で、中国清朝のブロンズ像2体を落札した中国人はその後支払いを拒否したが、これについて各国メディアの反応は…?写真は北京の中華民族珍品博物館所蔵のブロンズ像レプリカ。

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2009年3月4日、競売会社クリスティーズの競売に先月出品された清朝のブロンズ像2体は、3140万ユーロ(約38億5435万円)で中国人収集家の蔡銘超(ツァイ・ミンチャオ)氏が落札。だが蔡氏は「支払うつもりはない」と発表し、さらに大きな波紋を呼んでいる。各国メディアはこのニュースを一斉に報道。その報道内容について、中国の「環球時報」が紹介した。

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米紙「デイリーニューズ」は「クリスティーズの困惑とは裏腹に、蔡氏は中国で英雄視されている。中国は長期に渡ってフランス側にブロンズ像の返還を求めているが、所有者に対する補償はしたくないようだ」と指摘。

独紙Suddeutsche Zeitungは、「蔡氏のとった手段はゲリラ戦術のようなものであり、クリスティーズを苦境に陥れた。クリスティーズは蔡氏に対し損害賠償を求めることが出来る」と述べている。

同じく独紙BerlinerZeitungは中仏両国間の関係について考察したうえで「中国を最も怒らせる事件はいつもフランスからやってくる」と指摘。「昨年の北京五輪の聖火リレー妨害やサルコジ大統領のダライ・ラマ会見に続き、今回の事件で中仏両国はさらに悪化した」と伝えている。(翻訳・編集/本郷)

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