家庭の温かさ重要、孤児の海外養子縁組も積極推進―中国

Record China    2009年3月9日(月) 0時6分

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7日、中国民生部の幹部によると、中国では毎年約5000人の孤児が養子として各家庭へ引き取られているが、うち4分の1が海外に渡っているという。写真はチベット自治区ラサ市の孤児院。

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2009年3月7日、中国民政部の竇玉沛(ドウ・ユーペイ)副部長は、孤児は家庭で育てられるのが望ましく、海外家庭との養子縁組もさらに積極的に推し進めるべきだ、と話した。中国ではここ数年、約5000人の孤児が養子として各家庭へ引き取られ、うち4分の1が海外に渡っているという。中国新聞網が伝えた。

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竇副部長によると、正確な統計ではないが、中国国内には父母を失ったか扶養者のいない孤児が57万3000人いるという。そのうち農村部で暮らす孤児が49万5000人で全体の86%以上を占める。同副部長は、「現在全国で7万人以上の孤児が孤児院で生活しているが、2010年までに国内の各都市で、生活環境が整った孤児院を建設し、病気や障害をもつ孤児に対しては、政府が一切の責任をもって治療にあたる」と話す。

しかし同副部長は、「孤児院の環境がどれほど良くても、家庭にしかない温かみや愛情は作ることができない。孤児を家庭に引き取ってもらえるよう引き続き努力していく」とも述べ「国内優先が原則だが、海外家庭への養子縁組も積極的に推し進める必要がある」と語った。(翻訳・編集/津野尾)

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