<動物像競売>「中国人全体のイメージに影響しない」、落札者が心境激白―中国

Record China    2009年3月13日(金) 18時57分

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13日、パリで競売にかけられた中国・円明園の動物像を落札し、代金の「支払い拒否」をしている蔡銘超氏が、中国メディアの取材でその内幕を語った。写真は蔡氏。

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2009年3月13日、パリで競売にかけられた中国・円明園の動物像を落札し、代金の「支払い拒否」をしている蔡銘超(ツァイ・ミンチャオ)氏が、中国メディアの取材に対しその内幕を語った。中国新聞網が伝えた。

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蔡氏は福建省にあるオークション会社の社長で、海外に流出した文化財を取り戻す活動をしている民間組織「海外流出文化財救出基金」の顧問。パリで競売にかけられた、清朝時代に北京・円明園から英仏連合軍の略奪を受けた動物像を計39億円で落札したが、「像は盗まれたもの。所有権は中国政府にある」として支払いを拒否している。

一連の蔡氏の行動に対し、中国国内では賛否両論だ。英雄視する意見のほか、「中国人の恥」と批判する声も多数上がっている。蔡氏本人は「自分一人の行動が中国人全体のイメージに影響するとは思わない」と反論するが、「中国人がそれだけ信用の重要性に気付き始めたことの表れ」とまるで他人事のような感想も明らかにしている。

競売会社のブラックリストに載った蔡氏だが、自らのビジネスへの影響については「必ずある」と回答。支払期限を過ぎた後の身の振り方については、「まだ何も考えていない」と答えた。(翻訳・編集/NN)

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